シリカによる人体への影響について
現在、人体におけるシリカの生理学的な役割に関しては、十分に研究が行われていません。
しかし、米国の「フラミンガム子孫研究」では、ケイ素の摂取量と骨密度 (BMD) に密接な関係があるとされ、
30代から80代までの研究参加者の男女2846人の食生活における、ケイ素摂取量を4グループに分けて比較したところ、
男性や閉経前の女性ではケイ素摂取量が多いほど、大腿骨頚部のBMDが高いという結果が報告され、これによりシリカの骨粗鬆症予防に対する効果が期待されています。
このほか、軟骨やコラーゲンなどの生成に密接な関係があるといわれ、シリカの欠乏によって骨の修復機能に障害が起こると言われています。